【新商品〜幡ヶ谷再生大学 Tシャツ再生大作戦】ATHLETIX T-SHIRTS
今から2年ほど前、2015年9月9日台風18号による水害が関東と東北地方に発生し、豪雨災害で被害のあった常総市のTシャツプリント工場が、浸水により、工場の機械の全てと数万枚のTシャツが水没しました。その数万枚のTシャツを、選別、洗濯、干して、たたみ、仕分けをし、加工を行い、リユースするプロジェクトが「幡ヶ谷再生大学 Tシャツ再生大作戦」です。
最近は「アップサイクル」という言葉もメジャーになりました。リサイクルに物語性は必要ありませんが、「アップサイクル」と呼ぶには物語が必要になる、と僕は考えています。台風18号により浸水したTシャツプリント工場の復旧、そして、水没したTシャツを再生させる為に、毎日のように全国から集まったボランティアはのべ4000人以上、再生されたTシャツは多くのバンドのTシャツや、大船渡市のKESEN ROCK FREAKSの防音材としても使用されています。この壮大な物語は、日本最大級のアップサイクルプロジェクトと呼んでも良いのではないでしょうか。
僕もこの活動に深く賛同し、同プロジェクトより、Tシャツを数十枚購入させて頂きました。どのように使用したら良いのか考えあぐねて、少し時間が経過してしまいましたが、今回、個人的にも交流の深いアスレチックス主催のイベント「HARMONY OF THE SATANIC BEER PARTY」にて、アスレチックスメンバーの承諾を頂き、この「JYOSO RE-USE T-SHIRTS」ボディを使用したバンドTを販売させて頂けることになりました。ご理解、ご協力頂いたアスレチックスのメンバー各位には厚く御礼を申し上げます。
Tシャツを「幡ヶ谷再生大学 Tシャツ再生大作戦」より購入した時点で、同プロジェクトへのご寄付が含まれております。それに、こちらでシルクスクリーンを作成し、プリントを施しましたので、そのシルクスクリーン代金やプリント代がかかりました。さらに、今回はtovoへの寄付を500円頂戴したく、500円を上乗せさせて頂いております。したがいまして、Tシャツの代金を「1,500円」と設定させて頂きました。
値段、サイズ展開は以下です。(枚数もサイズもかなり限られます。何卒ご理解ください。)
①JYOSO RE-USE T-SHIRTS「アスレチックスTシャツ(YELLOW)」
【値段】1,500円
【サイズ】M / S/ XS
②JYOSO RE-USE T-SHIRTS「アスレチックスTシャツ(RED)」
【値段】1,500円
【サイズ】Mのみ
Tシャツのボディは、洗濯をして綺麗に仕上げて頂いておりますが、水没による汚れ、シミや色抜けなどがあり、サイズ感や素材感にもバラツキがあります。それらを全て含んで、このTシャツを壮大な物語の1つとして考えて頂けると幸いです。
また、上記の理由から、実際に見てもらって購入して頂けたらと思い、ウェブでの販売は行いません。
下記、2017年6月10日(土)、青森サンシャインにて開催されるアスレチックス主催の「HARMONY OF THE SATANIC BEER PARTY」会場にて販売させて頂きます。枚数もサイズもかなり限られますので、何卒ご了承ください。
HARMONY OF THE SATANIC BEER PARTY
⌊ 日にち » 2017年6月10日(土)
⌊ 時間 » 開場/開演18:00
⌊ 会場 » 青森サンシャイン
⌊ チケット » ¥1,500(別途1ドリンク¥500)
⌊ 出演 » ZIRASHI/OiDAKi/TASMANIAN DEVIL NEVER DIE/FATMAN SEMINAR/青森最後の詩人ひろやー/ATHLETIX
今回のアスレチックスのバンドTシャツを着て、「JYOSO RE-USE T-SHIRTS」の物語の続きを、僕も含めてみんなで作って頂けると幸いです。
それでは、当日、会場にてお会いいたしましょう!
※尚、tovoでは、「JYOSO RE-USE T-SHIRTS」ボディを使用したTシャツを、今後もたまに作っていくと思いますので、どうぞ楽しみにお待ち頂けると幸いです。
Tシャツ再生大作戦とは
2015年9月9日台風18号による水害が関東と東北地方に発生しました。
現在、幡ヶ谷再生大学復興再生部とSAVE THE HIROSHIMA が復旧活動に入っている現場のTシャツプリント工場において、工場の機械の全てと数万枚のTシャツが水没してしまいました。これらの水没してしまったTシャツは、行政からは災害ごみとして扱われず、個人での処分をする場合莫大な廃棄費用がかかる事がわかり、どうすることもできなくなってしまいました。
プリントの機械も壊れ、片付けも遅々として進まず、再開の目途が立たない工場の復旧作業を続けているうちに、このTシャツ達をこのまま捨ててしまうのはもったいないと考えるようになりました。
幡ヶ谷再生大学復興再生部ではTシャツ再生大作戦として、そんな水没した無地のTシャツを皆で選別、洗濯、干して、たたみ、仕分けをし、加工を行いリユースするプロジェクトを立ち上げました。