「アマビエを届ける。」④〜青森市「アトリエカヌー」様
「アマビエを届ける。」の4回目は、青森市桜川の店内ではもちろん、イベント出店の際にもtovoのグッズを販売していただき、またフリーペーパーの配布ご協力店としてご支援をいただき、さらには、毎年人気のtovoの藍染のプロジェクトにも深くお手伝いを頂いておりますアトリエカヌーさんです。
アトリエカヌー 竹内 斉 インタビュー
(インタビュー日:2020年5月10日(日)・インタビュア:小山田和正)
最近はどんな感じで営業しているんですか?
斉「うちは普段からそんなに人が来る店でもないので、コロナ以前とそんなに変わらなく緩~く営業してます 注文とか修理で1日2〜3人くらいという感じで、1つ1つの仕事も時間がかかるしね。あんまり普段と変わらないですよ。
一応、ゴールデンウィーク中はお店は閉めてたんです。ただ店内で仕事をしているので、お客さんが来れば分かるようにはしてましたが、自粛期間中はほとんどお客さんは来なかったですね。人もあんまり歩いてなかったし。
お店を閉めてても、うちの業種はあんまり関係ないんでしょうね。3密にはならないように、もしもの事を考えてうつさない、うつらないようには気を使いますね。
まぁ、でもお客さんが来なくてもやることはたくさんあるし、先月だけみれば売り上げもそんなに変わらないです。家賃があったり、人を使ってたりしている業種と比べたら、厳しさでいったら うちなんか全然。」
今回のことがあって、今後、変化があると思いますか?
斉「うちで販売しているものって、贅沢品であったり、おしゃれ品であったりもするので、景気も悪化し外出等の機会も少なくなると製品の需要も少なくなって、売れにくくなっていくんだろうと思います。なので、今の状態が長引けば影響は出てくると思いますね。」
一方で、1つのものを修理して使うという文化が生まれるかもしれないですよね。
斉「そうかもしれない。いいものを修理して愛でながら永く使う人はいまでも多いし、うちもそういう方々には支えられてます。でも、お出かけする人がいなくなると、カバンも使わなくなるし、それもちょっと分からないなぁ。まぁ、極端な話ですが」
アトリエカヌーさんではイベントにも出店されていましたよね?
斉「そうですね。延期になってしまったイベントに関しては、出展料を既に払っているので、その分の売り上げが先延ばしになっている状態です。
うちは1年間にそんな多くのイベントに出店しているわけではないので、大きな出費にはならないですけど、年間に多くのイベントに出ているような作家さんだと、その出費も結構は大きいと思いますね。
うちは、月1回くらいのイベント出店だったけど、その月の売り上げにはかなり響きますね。例年、その月のイベントで入ってくるはずの売り上げが入ってこないというのは大きいです。
今は、イベントがなくなった分の時間を、新しい商品を開発したり売り物を作ったりするために使っています。
藍に関しても、今年は新たに600坪の休耕田を借りられたのでそこを耕して去年の2〜3倍の収量を目指して取り組んでいます。去年の3倍くらいの収量になれば、来年1年はうちの藍染商品だけでなく、注文の染めも受けられるようになるし、今年は農作業の方に力を入れていきます。
イベントに関しては、来年は可能だと思うんですよね。今、1度収束しても、今年の冬にどうなるかというのはとても気になりますけど。なんとか収束してくれることを願っていますね。」(終)
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