【ご報告】2015年9月2日〜9月3日「岐阜県立東濃実業高等学校 文化祭」
昨年に続き、2015年9月2日(水)〜9月3日(木)の2日間に亘り開催されました『岐阜県立東濃実業高等学校 文化祭』にて、同校起業創造類型の皆様が、tovoチャリティグッズを販売してくださいました。
2日間の販売予定でしたが、起業創造類型の皆様による告知や、POPなどの販売する為の工夫、努力により1日目の、しかも早い時間に完売とのこと、購入して頂いた皆様、そして、販売して頂いた生徒の皆様、本当にありがとうございました。
その時の様子や、感想を生徒さんから頂戴致しましたので、早速ご報告させて頂きます。
〜チャリティーグッズ販売をしてみて〜
文化祭の1日目、10時から私たちはチャリティーグッズの販売を始めました。
PTAの方々のバザーなどをやっているところで販売実習をさせていただいたので人通りも多く、グッズを見てくれる子などもたくさんいたのですが、なかなか〈買う〉というところまでは繋がりませんでした。そんなとき、同じ類型で授業を受けていて私たちがその日販売実習をすると前々から知っていた子たちが缶バッジを買ってくれ、胸ポケットにつけてPRしてくれたりと協力をしてくれました。私たちの部活の後輩や、お友達なども興味を持ってくれたり、「この缶バッジかわいいね!買うよ!」と言ってくれる子もいて、たくさんの人が協力してくれるという、とてもいい環境での実習ができたと思います。わたしたちも売る側に立ってみて、ただ売るだけではなく「チャリティーグッズ」としての商品の価値が見てくれる人に伝わるようなPOPやポスターを作るよう心がけました。
販売や宣伝をするうえで、私たちが商品のことを知っていないとうまく伝わらない部分がある、ということを一番大きく感じました。震災の存在自体はよく知っていてもどういう被害があったのか、被災者の方々がどう困っているのか、そういう細かいけれど大切なひとつひとつを私は知らなかったのです。Tovoの活動についても、「被災者の方への寄付」だと思っており、「震災で親を失ってしまった子供たちの心のケア」ということを知ったのも本格的に調べ出してからでした。
このチャリティーグッズ販売において私が得たものは商品を〈売る〉ということの奥深さだと思います。私は将来、サービス業であるブライダルの仕事に就きたいと思っています。その仕事に就いた時、売るもののことを誰よりも知っている人になりたい!とこの実習で思いました。何も知らなかった震災について、この実習を通して知ることができ、知っているからこそ買ってもらいたい!という気持ちが大きくなったからです。自分の知らない世界を見て、体感する、そんな機会を得られて本当によかったと思いました。
森俊樹先生をはじめ、同校起業創造類型の皆様には、文化祭だけでなく、販売実習や、吹奏楽定期演奏会での販売などなど、継続的にお世話になっております。継続的なご支援により、少しはtovoを知って頂いているのかなと思いますが、それでも、知らない方が殆どだと思いますし、そういう環境の中で、tovoを告知して、販売して頂けたこと、大変な努力だっただろうと思います。この4年半、イベントなどに積極的に出店し、僕自身が販売することも多いのですが、地元、青森でも本当に難しいことです。辛いこともあるし、悔しいこともあります。もちろん、楽しいこともありますが。
僕自身、当初から、tovoをどんどん広げていこうとか、もっと多額の寄付をしていこうとか、そういうふうには考えていません。「僕と東日本大震災」との関わりの中で、tovoというものが生まれました。僕自身が、この未曾有の震災と関わっていく為のツールとして、tovoがあるだけで、その気持ちは変わりません。今では、ありがたいことにポツリポツリと全国に支援してくれる方も多くなってまいりましたので、そんなかっこつけたことばかりも言ってはいられないのですが、やはり、心のどこかに、僕はこうして関わっていくけど、あなたはどうしますか?という気持ちがあり、そして、もし、何かしたくて、でも、何も見つからなかったら、「あなたと東日本大震災」との関わりの中で、tovoというツールを利用してくれたらと思っています。生徒さんの感想を拝読し、今回は「起業創造類型の皆様と東日本大震災」との関わりの中で、tovoのグッズを販売してくれたことが、結果的に、たくさんの方にグッズを手にとって頂けたのかな、と有り難く感謝しております。
森俊樹先生、そして、同校起業創造類型の皆様、本当にありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。