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3周年特別記念号「継続するために」(tovo paper vol.5 2014年6月発行)

はじめに 〜 tovo 代表 小山田 和正

2011年6月、「tovo/トヴォ」という青森から震災遺児を支援するプロジェクトを立ち上げてから、青森県内はもちろん、全国の皆様より暖かいご支援を賜り、おかげさまで活動3年を迎えました。
立ち上げ時、活動期間を10年間(3,650日)と設定しました。この原稿を書いている日は、活動開始から1,090日目。目標まで残り2,560日です。
この1,090日間、僕はたくさんの方と出会い、ご支援とご協力を頂いてまいりました。1,090日分の想い出があり、出会った皆様1人1人に感謝の気持ちがいっぱいです。しかし、その1つ1つを振り返り、懐かしみ、感謝を示すのは、ずっと後にとっておきたいと思っています。
活動期間を10年間(3,650日)と設定した日、それは残りの3,649日をどのようにして続けていこうかという重圧の始まりの日でした。以降、この原稿を書いている日でさえ、残りの2,560日間をどのようにして続けていったら良いのだろうと悩み、考え続けているのです。
震災から3年が経過し、青森に住む僕たちの生活はすっかり元通りになりました。しかし、あの日、突然にお父さんやお母さんを亡くしてしまった子どもたちは、震災以前の生活に戻ることはできません。また、あの日、突然に子どもたちを残して、この世から去らなければならなかったお父さんやお母さんは、再び子どもたちを抱きしめることはできません。青森に住む僕たちの生活がどうであろうとも、子どもたちは、これから先もずっと、お父さんやお母さんを想い続けるでしょうし、お父さんやお母さんは、子どもたちの幸せを願い祈り続けるでしょう。
もちろん、そんなことは僕には関係のないことだ、という生き方もあるけれども、あの時、なぜか僕はそれを選びませんでした。そして、何の取り柄もなく、何の肩書きもなく、何処の馬の骨かもわからぬ僕は、このプロジェクトを勝手に立ち上げて、勝手に目標を設定して、勝手に走り始めていました。
「何故このプロジェクトを始めようと思ったのですか?」よく聞かれる質問です。その都度、僕は世間体の良い、誰もが理解のできるような理由を見つけて答えるのですが、なんとなく、それはどれも後付けの理由のような気がしています。きっと、僕は「走りたかったから、走った」んじゃないか、そんな気がしています。
立ち上げから3年、きっと、ここまでは「走りたかったから、走った」で良かったんだだろうと思います。でも、ここからは厳しい。本当に厳しい。たぶん、それはtovoに縁のある方、手伝ってくれている方、皆がそう感じているはずです。
そこで、このtovo paperのtovo活動3年記念号では、皆に「継続するため」のアドバイスを頂戴しようと考えました。tovoはたったの3歳ですが、お話を伺った方々は全て一線で活躍し続けている方々ばかりです。あらためて諸先輩方のお話を伺い、ここをtovoの新しいスタート地点にしようと考えました。おかげさまで、tovoの新しい一歩となる記念号ができたと思います。ご協力を頂いた皆様、ありがとうございました。

tovo 代表 小山田 和正

記念誌はこちらからダウンロードできます。

継続するために その②〜先生に聞いてみよう

「もっと高みへ」

〜 野呂 拓生(青森公立大学地域みらい学科)

「3周年おめでとうございます!素晴らしい!」
と、褒め言葉だけを書きたかったのです。しかし、「ぜひ厳しい言葉を!」と依頼されました。だから、心を鬼にして、書きます。

まだまだこれからだ。もっと、もっと知ってもらわなければ!

tovoは、音楽ファンのほか、様々な場所で偶然出会ってくれた多くの人々に支えられてここまで来ました。情報誌の影響か、30~40歳代女性の支援も多いようです。200万円を超える寄付が実現したのは、初期3年の活動が成功したことを示しています。

しかし、必ずしもtovoが世間に認知されたとは言えない、と思っています。実は、私の学生は一人もtovoを知らず、リンゴマークすら記憶がなかったのです。知人も、です。この状況は、私の周囲だけでしょうか?そうかもしれませんが、あえて厳しくとらえましょう。なぜなら、tovoにとっての今後は、楽ではない状況になると予想されるからです。

これまで支えてくれた多くの人々は、「デザイン」+「震災支援・遺児支援」という2側面にひかれてきたと推測されます。しかし、あれから4年となり、世間は震災を過去にし始めています。すると、人々の心から支援の意識が欠落していきます。子どもたちの存在も、です。残念ですが、今後は、支援から入るファン予備軍がフェードアウトしていく可能性が高いのです。いわゆる、風化が立ちはだかってくるのです。

われらがリーダー小山田さんは、「止まる=風化」だから「動き続けなければ」と言います。だからデザインを頻繁に変え、「忘れない」をテーマにフライヤーを出し、イベントに出店します。素晴らしい意識と努力です。

しかし、風化は強烈な力を持ちます。忘却されていく支援意識を取り戻すのは、とても難しいのです。仙台で被災した私は、風化を強く感じています。だから、心を鬼にして言うのです。「もっとアグレッシブに、広くブランドを知ってもらう活動」をすべきだと。

もちろん、ボランタリーな活動ですから限界はあります。しかし、幸いにしてtovoにはプロなデザインがあり、支える大勢の仲間(我々)がいます。加えて、青森からAlways with youを実現するという強い信念があります。だから、何をやってもブレはないはずです。

このリンゴマークは最高に素敵で、無敵です。私のPCのリンゴマークと、いい勝負です。いえ、もっとすごくなれます。日本を代表するチャリティーブランドになれると信じます。

大丈夫、Always with youです。 tovoブランドを、もっと高みに。突き進んでいきましょう。

継続するために その③〜新聞記者に聞いてみよう

「津軽(安全地域)に生きる人々にとってのtovo」
〜福田 藍至(陸奥新報社・編集局報道部)

津波がさらったでもなく、放射線に当てられたでもない、津軽に住むわたしには、住む場所や家族、古里を奪われた人を真に思い計ることはできない。それに似た経験のない、同じ痛みを覚えていないわたしには、彼らに共感することは叶わない。 被災して古里を追われた方に取材するたび、はがゆさを感じている。

人のためボランティアに勤しむことのできる強い人は多くはないし、それをずっと続けようと思ってる人は、もう一握り。なにかしようと思う。なにかしたい。でも、結局は他人事。当事者でないから深くへ踏み込もうとはしない。自分も含めてそんな人が多くだろう。

うれしいことや楽しいこと、そんな自分が満たされることに、私たちは惜しまずお金と時間を使う。ファッション、レジャー、ギャンブル…。例えばそれが、トヴォのバッジやイベントだったりしてみよう。かわいいと何気なく買ったもの、楽しいからとふと参加したものが知らぬまに、傷を背負う人に優しく寄り添う手へと変換される。その意味でトヴォとはジェネレーターである。

私たちは、被災地の人々が未だに当たり前の生活を回復できていないことを知っている。しかし私たちは、あの日がなかったかのような生活に慣れ過ぎて、たまにふと、そのことを忘れてしまう。そんな私たちが「絆」だなんて言葉を使うのはおこがましい。だけどどうか、トヴォはそんな私たちと彼らをつなぐ「糸」であってほしい。

継続するために その④〜季節限定の缶バッチ

3周年特別記念号「継続するために」(tovo paper vol.5 2014年6月発行)

tovoでは通年で販売しているスタンダード版10色に加え、季節ごとに缶バッチのデザインが変わります。他にイベント限定の缶バッチ等もありますので、3年間で販売した缶バッチは数知れず。コレクションしているファンもいます。今日思いついたデザインは、明日缶バッチにする。そんなスピード感を保ちながら10年間を走り抜けたい。全ては継続するために。

継続するために その⑤〜先輩方に聞いてみよう

tovoはまだ3歳。今回はtovoに縁のある各界一線でご活躍する諸先輩方に「継続する為に」をテーマに、アドバイスを頂戴しよう!ということで、コメントをお願い致しました。お忙しい方ばかりですが、快く引き受けて頂き感謝しております。お1人お1人のアドバイスを読みながら胸が熱くなる思いをしております。また、いろいろなアイデアも浮かんでまいりました。頂戴致しました貴重なお言葉をしっかりと受け止め、今後の継続的な活動に生かしてまいります。ありがとうございました。

大切なことは自分のすぐそばにあって、でもなかなか見えないもの。tovoは、ゆっくり確実に地域の人たちをつないで、地元にしっかりとしたコミュニティを作っています。その大切さを自覚している人は今はまだ少ないと思うけど、いつか多くの人がそのことに気付くと思います。

〜ゆかり(つなげる・つたえるプロジェクト/幡ヶ谷再生大学

いつもtovoの活動を感心しながら見ています。継続へのアドバイスということですが、やれる範囲、できる範囲の事を情熱を持ってやる事が大切なんだと思います。背伸びをせずにやれる事、そして何よりも関わるスタッフが楽しめる内容である事が1番だと思います。これからも息の長い支援活動ができるように楽しみながら頑張ってください。

〜長谷川 正之(写真館ハセガワ

この度、ご活動3周年ということで小山田さんをはじめ関係者の皆様のご尽力に感服しております。これからまた10周年への目標に向かっていくとのお話を聞き、志の高さに再び心を動かされたところです。私たちはカフェの一角にtovoさんのスペースをつくり“いつもそばに”という気持ちでこれからも応援しています。

〜下山 貴容子(NPO法人あーるど/むすぶカフェえいぷりる)

tovo活動3周年おめでとうございます。「継続は力なり」と言葉にすることは簡単ですが、実際、活動を続けることは、ご苦労されることも多いと思います。「力まず、できることから粛々と」これが、今後のtovoの活動に贈りたい言葉です。でも、きっと「粛々」なんて言葉は似合わないんだろうなー、tovoには。こっちの方がシックリきますね。tovoにエールを贈ります!
Keep on Rockin’! Keep On Rollin’!

〜鈴木(ラジオマン)耕治(株式会社エフエム青森

2011年 春の遅い3月。毎日仕事に向かう為、普段使わない自転車を漕いでいた。燃料不足で並ばないと車に給油できない。雪の残るグシャグシャの道路は、立ち漕ぎをしないと前に進まない。目を覆うような信じられない報道が続く。いろいろな不安がよぎる居心地の悪い毎日。あんな灰色の春はまっぴらだ。あの時の苦しい日々を忘れないように tovo を支える。

〜田代 和也(有限会社ホームワークス 代表取締役

震災から3年。被災しなかった私たちは何かをしなければならないと思いながらも、どうしたらいいのかわからないままです。その時知った「私たちは忘れない」というこの活動は、双方に重要なことだとおもいます。より多くの方がこの活動に参加されるように私も各地で訴えていきたいとおもいます。

〜土岐 志麻(とき歯科

tovo3周年本当にお疲れ様です。「100万円を10年で集めるのが目標!」と言ってたのを、今でもはっきり覚えています。そんなtovoが¥500のバッヂでこれだけの寄付金を集められるなんて、人のパワー、繋がり、気持ち…すごく感じます。これからも息の長いtovoでいて下さい。

〜金川 真也(タイムスライス

出会いのきっかけは好きなバンドの支援活動の繋がりで、故郷青森にこんな方がいるんだと興味を持ったのが始まりでしたが、一番の魅力は商品のかわいさ。たとえチャリティーでも商品が良くないとなかなか買いたいともならないわけで。残り7年もこれまで通り頑張ってほしいと思います。応援しています!

〜櫻庭 寿樹(@Sacklaver

こちらのプロジェクトを知った時、「なんて素晴らしい活動なんだ!」と思い、こちらから缶バッジを置かせてくださいとお願い致しました。ありがとうございました。一言で三年と言っても、小山田さんもお忙しい中このような活動をされて、大変な時などもあったかと思います。でもこの三年間で200万円を超える金額をご寄付されたというのは本当に本当に素晴らしいと心から思っております。これからも微力ではありますが、この活動に参加していきたいと思っております。小山田さん、活動三周年本当におめでとうございます。

〜田村 邦彦(肴ダイニング 心 店長

継続していくには本当にたくさんのご苦労があると思います。教育に携わる中で「継続する」ことの難しさを痛感する毎日です。「始める」ことよりも「継続する」ことの方が何倍もパワーが必要だと思います。だからこそ「継続は力なり」というように大きな力につながるのだと思います。これからも応援しています!

〜森 俊樹(岐阜県立東濃実業高等学校)

tovo3周年ということで、ひとまずお疲れ様です!立ち止まり、思い、そしてまた前への繰り返し。10年、20年・・・そして次の世代へと続くであろうtovoに、微力ながら継続して協力できればと思っております。

〜星崎 宏明(PopSoda

tovo三周年おめでとうございます。これからのますますの発展をお祈りいたします。

〜西野 竜介(西洋料理 ビストロ らあく シェフ

気付いたら3年。あっという間の3年。毎月送られてくるtovo plus、季節やイベントごとにリリースされるtovoの可愛いバッジのおかげで東日本大震災を忘れずにやってこれたと思います。これからも一緒に復興のサポートをしていけたらと思います。

〜山本 拓(ZOOMOTH幡ヶ谷再生大学

祝 3周年!目つきの悪いりんごキャラはインパクト絶大で初対面から頭から離れません。色んなテイストでグッズが出来て驚き&楽しみです。継続には自分達の生活を大切にすること、さらにマイペース&自分達が楽しむのが一番いいと思います。楽しさが伝染してそれが誰かの幸せになれば最高ですよね☆

〜玉田 裕美(chicori チコリマネージャー

トヴォらしくマイペースなのも良いけれど、例えば一年間のテーマを決めるとか…。または年に一度の大きな企画があっても良いのかな?大家族の「トヴォ」も見てみたい(笑)

〜中山 佳(パークイン五所川原エルムシティ 取締役総支配人

tovoさんの活動、もう3周年なんですね。はじめて缶バッチを見つけ、この活動に賛同をし、購入した時の事を今でも思い出します。東京出張の時、同じ飛行機にtovoさんの缶バッチをつけた人がいて、嬉しかったこともありました。私は今でも、缶バッチつけて、東京に行ってますが、缶バッチに興味持ってくれる方が、たくさんいますよ。ここが継続していることだと思います。興味がないと、素通りですよね。これからもマスコミ等を利用し、活動をアピールし、5年10年と継続していきましょう。私も微力かもしれませんが、お手伝いいたします。

〜高橋 武敏(男のテディベア作家・津軽の電気 代表取締役

2011年3月11日、東日本大震災。衝撃的な出来事を前に、「何か出来る事」として募金やチャリティー活動等で被災された地域や人々へ日本中が支援を致しました。あれから3年が過ぎ、周りのムードは一変しているように見えます。単なるブームに終わるのではなく、継続することが大事なのだと思います。tovo様の活動をこれからも参加、応援致します。

〜松野 達(kotabi コタビ

私がtovoと出逢ったのは2014.3.11に公演をするにあたり、当日販売するチャリティーグッズを探していた時でした。グッズ販売という形は、協力して下さる人から人へ、しっかりと想いを繋げてくれるように感じています。これからも自分自身の音楽活動を通じ、広く永く“繋げる”お手伝いが出来れば幸いです。

榎本 玲奈(音楽家・ピアニスト)

震災から3年3ヶ月が経過しましたが、少しでもtovoさまの活動を参加できているのかと思うと大変うれしく思います。最近では風化という言葉が風化してしまったのではと感じます。被災地に勇気と希望を伝えることを終わらせたくなく、これからも、tovoさまを通じて協力してまいります。

〜平岡 和也(株式会社JR東日本青森商業開発 A-Factory キャプテン

もう数年、早いものです。震災直後に各方面からいろいろ聞こえた熱のある言葉も、最近は耳にする事が少なく感じます。決して真面目の固まりではない小山田さん。だからこそ良い!痛みを知る人間の力がまだまだ必要な状況下。シンプルが一番難しくなってしまった世の中だけど、明日の為の今を生き、語り、つくって行きたいですね。もちろんお互いに!応援してますよ!

〜森 かつら(真頭玩具 リアルヘッド

tovo活動を始められ3年を迎えられたことに心から敬意を表します。私は蛯沢さんを通じtovo活動の存在を知り、また当蔵で行った 『CLUB8000』では大変お世話になりました。今回のイベントでtovo活動を初めて知られた方も多数いらっしゃいました。今後も更に多 くの皆さまへのtovo活動の周知、そしてこの素晴らしい輪を拡げていきましょう!!私も微力ではございますが応援させていただきます!

〜駒井 秀介(八戸酒造株式会社 専務取締役

3年という年月は時に人の記憶も薄れ行くものにするが、継続する事の大変さを知りつつ10年先まで念頭に入れの活動と聞き大変感動しました。未だに復興も終わっておらず、まだまだ助けが必要とされてると思います。私を含め、皆、何も出来ずにいたりする中、こうやって続いてるtovoの活動には感謝と応援の気持ちでいっぱいです。

〜三浦 照美(GOLD RUSH)

透明性、ほどよい力かげん、センスと個性、そして一本ブレない芯・・・、tovoには継続に必要なものがしっかり備わっていると思います。スピードが遅い時もあるかと思いますが、のろのろでも止まらず前へ。地道な継続が今後ますます人の心を動かしていくと思います。

〜坂本 美弦(アジアン・エスニック居酒屋 弦や 店主

tovo活動3周年に敬意を込めて拍手をお送り致します! 今後もフリーペーパーと共に、tovoが発信する風化させない為の気付きを与えてくれる空間・催しなどを勝手に期待しております!

〜竹森 幹(bambooforest

出会った頃から小山田さんの知識やセンスがずっと好きなんです。そんな小山田さんが創作したtovoのキャラクターももちろん大好きです。10年もチャリティーを続けようっていう気概も大好きです。迷惑かもしれませんが引き続き10年間勝手に手伝わせていただきたいと思ってます。

〜今井 敏博(EROSTIKA

tovo三周年おめでとうございます!震災から年月が経つにつれて世の中が震災当時の熱い想いを冷ましていく中、小山田さんには熱い想いを保ち続けてほしいと思います。これからもtovoの輪がどんどん広がりますように、そして、たくさんの子供が笑顔になりますように。これからも頑張ってください!

〜間宮 秀文(日蓮宗 法光山 実相寺 副住職)

毎月デザインを考えるのは本当に大変だと思います。公募してみるのと楽しいのではないでしょうか。月替わりで募集対象を限定して。今までもこれからも止まる流れもあれば、新しい流れもあると思います。協力者・設置店・おでかけへのご縁と繋がるよう【より多くの方に知ってもらう】みんなでtovo。

〜吉田 ゆき(oppen plaza sora/oppen plaza sena

継続することを意識的に行うのではなく、自然に取り組んでいます。スーツの胸に着用しているバッチに気づいてくれた方、興味を持って質問される方に「tovoの名刺(裏に趣旨が書かれています)」をお渡ししながら丁寧に説明します。無理せず自然発生的に行うことで相手も私も楽しく取り組めます。

〜福田 豊(日本航空株式会社 青森支店 支店長

直接被害がなかった地域では既に風化しつつありますが、遺児たちはまだまだ支援を必要としていると思います。子どもは国家みんなのたからです。日本の未来のために少しずつでも協力していきたいと思います。会員制度をつくって、毎月1口500円+送料を口座振替で引き落として、新デザインのバッジを郵送するというのはいかがでしょう?

〜柴田 康生(幸せ写真スタジオクローバーフォトシバタ 代表取締役)

私がtovoに参加させていただいたのは、たまたま覗いた幡ヶ谷再生大学のホームページでした。tovoのロゴにある「ALWAYS WITH YOU あおもりから いつもそばに」の言葉に私も力になりたい!!と思いました。活動も残り7年、被災地の子供達の笑顔が一つでも多く増えますように。

〜木田 京子(木田理容所 内町店 店長)

震災後、あの状況で自分に何が出来たか。やり方は違っても志は一緒。同士だよ。震災の記憶を風化しないため、津波遺児のため、不転移の決意で挑んでいこう。Rock against the fuckin’ disaster.we will revive with hope.

〜和田 耕一(creative studio D-light

ぼくからtovoさんへのメッセージは『マイペース』。自分の感じた方向へ、信じる方法で、全力疾走したり、空気や匂いを感じながら歩いたり、時に休憩したり、マイペースで出来るだけ。なかなか難しいことだと思いますが、これからもマイペースで活動を続けていってもらえたらと思います!

〜田渕 泰佐(GANIX.)

東日本大震災遺児支援プロジェクト『 tovo 』3周年を迎えたこと、ご苦労さまです。震災から3年、あっという間に時が経ちました。今でも当時の事が鮮明に思い浮かびます。しかし、関連死を含め2万人を超える犠牲者を出した東日本大震災、被災直後はメディアで大きく取り上げられてきましたが、時間の経過とともに全国的な関心は薄れてきて、残念ながら『 風化 』の問題も出てきているようです。ある記事によりますと、【43人が犠牲になった防災対策庁舎の前でポーズ写真を撮る人が増えている。町の女性職員が自らを犠牲にして最後まで防災無線で避難を呼びかけた場所。地元ホテルが運行する「語り部バス」のガイドの男性は「風化とはこういうことかと思う。Vサインをする人もいます」と話していました】この悲惨な震災に会われた方々に対する支援と、風化させないためのこのプロジェクト、これからも応援し協力させていただきます。これからも頑張ってください。

〜木立 随仁(日蓮宗 經王山 長延寺 住職)

これからも LITA hair はtovoを応援いたします。

〜成田 知峰(LITA hair )

いつも素敵に変身するtovoが、大好きです。一般募集してみてはいかがでしょうか?保育園の部、小学校の部、大人の部などに訳、活動を知ってもらいつつ、絵を書いてもらい、小さい子供から大人まで助け合う心で繋がったら最高です。

〜須藤 友子(プライベートサロン RiとBiのたまご 代表

小山田さんがされている活動にとても共感できます。缶バッチなどいつも身につけられる物を自分が付ける事によって、ALWYS WITH YOU を感じられる行為だと思っています。そこで、提案ですがアパレル関係の方々とコラボをされてみるのは如何でしょうか。老若男女のお店で展開する事によってもっとtovoの活動の意味や意義が素早く伝わる可能性を持っているような気が致します。継続は力なりですね!これからも応援と支援を続けて行きたいと思います。

〜カネタ アキコ(Pommiel〜ポムミェル〜

継続するために その⑥ 〜フリーペーパーtovo plus

3周年特別記念号「継続するために」(tovo paper vol.5 2014年6月発行)

フリーペーパーtovoplusは、東日本大震災発生より丁度1年目、2012年3月11日にパイロット版であるNo.000を発行しました。
2011年6月にtovoを立ち上げて、なんとなく軌道に乗り始めてから、僕は新しい不安と向き合うことになりました。それは僕の経験からくる「デザインはいつか飽きられる」という現実でした。いつか飽きられることは避けることができないのであれば、飽きられた時にでも生き残る何かを作り出さなければいけない。そこから生まれたのがフリーペーパーtovo plusです。
震災以降、たくさんの人が「忘れない!」と口々に叫びました。僕もその1人です。でも、実際に僕の普段の怠惰な生活を考えてみると、昼頃には朝食に何を食べたのかさえも、すっかり忘れてしまうことが多いのです。完全に記憶にないんです。とても忘れやすい僕は、大事なことを忘れない努力をし続けなければならないと考えました。
忘れない為にはどうしたらいいんだろう?いろいろと考えた末に出てきたのが、青森に住む100家族に、100ヶ月間、震災のことを聞き続けることでした。毎月、毎月、100ヶ月間も震災のことを聞き続けたら、どんなに記憶力のない僕でも忘れることはないだろうと考えました。
きっと日本全国を見渡しても、こんなことしているプロジェクトはないんじゃないかな?おかげさまで、今月でパイロット版を含めて28号目。28ヶ月間、いろんなご家族に震災のことを聞き続け、僕はなんとか忘れないでいれるのです。
今まで登場してくれたご家族の皆さんはもちろん、手伝ってくれているスタッフの皆さんには深く感謝致します。ありがとう。

継続するために その⑦ ボランティア・協賛のみんなに聞いてみよう

沿岸部の子どもたちに会いにいくようになって3年、tovo plusを手伝って1年。「そこに子どもたちがいるから」「tovoが素敵だから」というシンプルな想いで始めて、だからこそ続いているんだろう。続けるほどに「忘れないよ」「そばにいるよ」という気持ちは確かになる。tovo plusの家族探しには苦労してるけど(笑)

〜前田 史子(青森市)

「ALWAYS WITH YOU」このフレーズが好きです。同じ東北に住み、しかし直接被災を経験していない私たちに、こんな関わり方もあるよと教えてくれました。これからも活動は続くでしょう。僕も一緒になって「ALWAYS WITH YOU」を叫び続けたい。

〜工藤 文昭(弘前市)

新聞でtovoの活動を知り、約3年間お手伝いをさせて頂いています。自分の生活環境の変化で出来ることが制限されるようなこともありますが自分のペースで続けたいと思っています。子供たちが笑顔でいられる、ごく普通の日常を取り戻せることを願い微力ですが、tovo一員として10年間お手伝いさせて下さい。

〜太田 春香(五所川原市)

tovo三周年本当にお疲れ様です。三年間ノンストップで駆け抜けてきたと思うけど、これからはバッヂのデザインのペースを落とすか、他のボランティアの人にも頼めるようにして片の力を少し落として息の長いtovoになれるようにと願っています。

〜金川 卓夫(五所川原市)

いろんな方々の「あの日」を聞き、自分の「あの日」と重ね、いろんな方々の「その後」を聞き、自分の「その後」を省みる…。そんな経験を何度かさせていただいております。今後もこの旅は続きます。ゴールはありません。いろんな方々、自分、つまり我々の歩む旅路は、誰かの道標かもしれないからです。

〜なるみしう(青森市)

東日本大震災を仙台で経験した私は、当時ライフラインや食料の確保もままならず、なにげない日々はとても貴重なんだと思い知らされました。このことを忘れないために、これからもtovoに関わっていきたいと思います。そして、被災したこどもたちの笑顔が増えることを心から祈っています。

〜田村 美友貴(北海道札幌市)

あの日からどんどん遠ざかっていっても、起きてしまった沢山の変化は元に戻せないし、胸の奥の哀しみは一生消えないんだと思う。それはどんなにつらかろうに、と想像するだけで、代わってあげることができない。ただ、忘れてないよ、一緒に居たいよ、の気持ちを傍に感じてもらえるように。

〜川畑 富美子(青森市)

非力ではありますが応援させて頂いております。あの未曾有の東日本大震災から3年が経ち人々の関心は復興や福島原発の事故処理へと向く中、tovo活動継続には大変ご苦労されていると思います。同志を募うweb、紙面(新聞・フリーペーパー)、ラジオ…。そして、なんといってもtovoグッツが今後も同志を継なぐことと信じております。

〜對馬 直哉(五所川原市)

tovoのお手伝いをしていると、いろんな人と言葉を交わせます。物販の際「他の色はありますか」「はいこちらです」それだけでも、tovoがなければその人と言葉を交わすことなんてきっとなかったのです。出会いやきっかけが増えるように、tovoについて少しでも伝えられるように、会話を大切に引き続きGOしたいと思います。

〜坂本 小雪(弘前市)

2013年3月23日、BRAHMAN@青森QUARTER。私が小山田さんと出会ったのはこの日が始まりでした。あれから1年ちょっとですが、濃厚な時間を共有させて頂き感謝しています。あと7年、一歩ずつゴールへ近づけるように一緒に走って行きたいと思います。

〜蛯沢 勝寿(東北町)

3•11で被害に遭われた方々、それでも、それぞれの地で、がんばって生きていこうとする人たちがいて、そんな人たちを支えようとする人たちがいる。どんな苦境にあっても、人の温かい心と笑顔は、頑張るぞ!という元気の元。誰かを笑顔にするのは、そんな小さな一歩かもしれない。笑顔がいっぱいになりますように!

〜新藤 幸子(十和田市)

私ごとですがGWの連休を使って仙台から海沿いを攻めてきました。まっさらで復興と言うには程遠かったので1人でも多くの人がtovoグッズなりを身につけ被災された方々の生活に繋がればいいなと思います。これからも頑張りましょう。

〜相坂 友人(五所川原市)

協賛 協賛として立ち上げ時よりご支援を頂いておりますお二方より

いつか語り合おう 僕らと君らとtovoの10年
〜齊藤 準悦(青森こども情報誌チャペッツ編集長)

あれから3年。その夏、青森駅の近くのイベント会場で、こども達のための縁日コーナーを開いていました。その一画にtovoのコーナーを始めて出してみたのですが、その前で足を止めた40代くらいの女性に声を掛けられました。「こんなことをしてくれてるんですね。感激です。ありがとうございます。」と。福島から来たというその女性は震災で親族を亡くし、遺された子供のいる方でした。僕自身は何か特別なことをしているという感覚はなく、たったこれだけのことで「こんなにも喜んでくれるのか」と、すっかり恐縮してしまいました。この活動はあと7年続きます。 震災遺児の子にはまだ会ったことがありません。いつか何処かで立派に成長した彼等に出会い、「君は立派に成長したね。僕らが10年間支援したから(笑)」「いやいや、もっと支援してくれてたら、もっと立派になってたのに(笑)」なんて冗談を言いながら、お互いのこの10年について語り合うことができれば最高です。いつか、そんな日が来ることを願っています。

あなたの左手の先にあるもの
〜大澤 優子(大澤歯科医院 歯科医師)

0才だった赤ちゃんリンゴが2分の1成人式を迎える10才までに私が出来ることは何だろう?「あなたの左手はお父さんお母さんとつなぐことは出来なくなってしまったけれど、必ず誰かとつながっているよ」と伝え続けてあげることかな。あの日あの時、「命」や「生きること」の意味をあれだけ考えたのに、3年が経ち、震災前と変わらない日常に戻った今となってはそんな事を考えたことすらも忘れてしまっています。何気ない平凡な毎日を過ごせることと自分を支えてくれる周りの人への「感謝の気持ち」を持ち続けることこそが、目標とする10年の活動期間を走り続けるパワーになるのでは、と思っています。