【連載記事】虹の向こうに④~今回は、陸前高田から~
2014年10月の3連休中日。あしなが育英会の陸前高田レインボーハウスでは「ワンデイプログラム」が開かれ、子どもたちや保護者、ファシリテーターなど40人近くが集まりました。
レインボーハウスの通常の「開館日」は、周辺に住む子どもたちや保護者の参加が中心。「開館時間内ならいつ来ても、いつ帰ってもいいよ」「自由に遊んでね」というスタンスで、“寄り合い処”的な役割をしています。
一方、ワンデイプログラムは、より広い地域、ときには岩手県全域から参加者が集まる一大イベント。みんなで自己紹介をした後、ゲームをしたり、お話をしたりします。もちろん、自由遊びの時間も。保護者たちは子どもたちとは別の部屋でリラックスしてお話しします。子どもも大人も仲間づくりをしながら、いつもより少し自分を解放して過ごす時間なんですよ。
この日の自由遊び、ファシリテーターの私は、小さな男の子のリクエストに応えて、ずーっと野球をしていました。閉会のころにはヘロヘロでしたが(笑)、元気いっぱいに帰っていく男の子を見ると、また一緒に野球やろうね、って思うのです。
〜Fuhito (あしなが育英会ファシリテーター)