はじめまして、「tovo plus」発刊します。
tovoの紙媒体tovo plus (トヴォプラス)を発刊します。
昨日、2012年3月11日、東日本大震災より1年が経過しました。このプロジェクトをはじめて10ヶ月になります。
このプロジェクトを始めてから、おかげさまで青森県内だけでなく、県外の方よりも多くご注文頂いており、現在約41万円をあしなが育英会「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」に寄付することができました。既に僕の目標を大きく上回り、また現在進行形で更に更に広がっておりますこと、日々ご協力頂いております支援者さまのおかげであり深く感謝しております。また、この10ヶ月の活動の中で、僕の考えが流されることなく、全くブレることなく続いてこれましたことも、好きにやればいいよと応援してくださる支援者さまのおかげであり、ただただ感謝しております。
さて、先日3月10日にFM青森で放送されましたdocomosonicにて少しお話させて頂きましたが、tovoの紙媒体「tovo plus」を発刊いたします。
僕は「青森からの支援」にこだわり続けたいと考えています。tovoはこれからもかたちを変えながら長期に亘り「青森から」震災遺児への支援を行って参ります。「青森から」を外すことは絶対にありません。「青森」にも震災で親を失った子どもたちのことを思う人たちがたくさんいますよ、と彼らに伝え続けたいが為に始めたプロジェクトだからです。しかしながら、事実、この10ヶ月で、tovoはゆっくり一歩一歩全国へ広がって参りました。全国からのご注文の宛名を書きながら、今だに驚きと感動の毎日を過ごしています。とても有り難く、とても嬉しく思っております。これは僕が全く考えもしなかったことなのです。
この10ヶ月間、tovoの活動を続けながら、僕は「青森からの支援」の、その先にあるものはなんだろうか、と考え続けてきました。「僕たちは彼らを支援する。じゃ、青森に住む僕たち自身はどうしたらいい?」「支援して、あー良いことしたなーで終わり?」「僕たちは東北の数えきれない仲間たちを失いましたが、その仲間たちが青森に住む僕たちに望んでいるものはなんだろう?」「震災で亡くなった東北の仲間たちが、青森に住む僕たちの将来に何かを期待し祈り続けていたら?」そんなことを延々と自問し続けてきました。もちろん、そこに答えなどありませんし、ずっと見つからないのかもしれません。しかし、これから長い時間をかけて、その答えを探し続けたいと思いました。心を空っぽにして、ただただ探し続けるのです。
tovoの紙媒体「tovo plus」を通して、震災以降の青森県内の家族の価値観の変化を長期間に亘り追っていきたいという考えは、そういった自問の中から自然に出てきたものです。とにかくたくさんの青森県内の家族に会い、お話を伺い、そして、家族写真を撮っていこうと考えました。そんな無意味にみえる活動の中にしか、答えは見いだせないように思いました。そこに何の意味があるのか、今は分かりませんし、全く想像もできません。いや、想像してはいけないと思っています。ただただ探し続け、ただただ全てを受け入れるのです。今、そこに僕の勝手な想像で、答えや意味付けをしてしまうのは全く時期尚早ですし、それこそ無意味なものになるでしょう。なぜならば、僕はたくさんの青森県民の中のたった1人でしかないからです。
「tovo plus」では、青森県内のごくごく普通の家族の写真を撮り、お話を伺い、それをまとめて月1で発行していきたいと考えています。今月3月より100号を目指します。1家族、1家族のピースが集まり、100号を発刊した時、僕たちはそこに何を感じるのでしょう。そこから何が見えるのでしょう。きっと、答えは僕自身の中にあらわれ、そして、あなた自身の中にあらわれるでしょう。もし、共感できる方がいらっしゃっいましたら、「tovo plus」と一緒に、311以降の青森県に住む僕たちの将来を探し続けていきましょう。どうぞご支援ください。
【名称】tovo plus(トヴォ プラス)
【発行】月1回
【サイズ】100mm x 148mm ポストカードサイズ 両面フルカラー
【内容】表面/家族写真 裏面/家族インタビュー・tovo寄付報告○「tovo plus」を置いて頂けるお店を募集中です。
○「tovo plus」へのご寄付は大歓迎です。
○「tovo plus」に載ってみたいという青森県内在住のご家族募集中です。※ご家族の職業は記載しません。
※ご家族の年齢は記載しません。
※広告は掲載しません。