【ご報告】2018年9月6日〜9月7日「岐阜県立東濃実業高等学校 あずさ祭」@岐阜県立東濃実業高等学校
継続的に支援してくださっております岐阜県立東濃実業高等学校。先般、告知させて頂きました通り、今年も、2018年9月6日(木)〜9月7日(金)の2日間に亘り開催されました『岐阜県立東濃実業高等学校 あずさ祭』にて、起業創造類型の生徒さんたちが、tovoチャリティグッズを販売してくださいました。
今回は、他の班が開発した大福やラングドシャも一緒に販売し、tovoの缶バッチは1時間弱で完売となったようです。同校の皆さまには、継続的に支援を頂戴していることもあり、校内でのtovoの認知度が高まり、tovoグッズを持っている人も増えてきたとのこと。とても嬉しくありがたく思います。しかし、担当の森俊樹先生によると、その一方で、東日本大震災から年月が経ち、少しずつ記憶が薄れていることを感じたとのこと。今回販売してくれた生徒さんたちも、2011年3月は小学生だったとのこと。時の早さを感じます。
販売を経験した2名の生徒さんから感想文を頂いておりますので、ここで紹介させて頂きます。
今回私はtovoの缶バッチの販売をさせていただきました。今回の販売を通してわかったことが3つあります。1つ目は多くの人がチャリティに対する意識を持っているということです。最初はただの缶バッチとしてデザインをアピールして販売していたのですが、全然売れませんでした。しかし、チャリティだということをアピールしながら販売をしたらいきなり売れ出しました。購入していった人の多くが「ちょっとでも向こうの人の助けになるなら」と言って買ってくれたのをよく覚えています。
2つ目は若い人たちのチャリティへの理解がかなり高いということです。今回の販売をするまでは保護者の方々に買っていただくしかないと思っていました。ですが実際に販売してみると何人かの高校生が缶バッチを買ってくれました。この時、近くで50円のバザーをやっていました。500円あればフランクフルトやかき氷を買えるにもかかわらず、500円の缶バッチを買ってくれました。なんで買ってくれたのか気になって聞いてみたら「ちょっとでも何かの助けになれば」と言ってくれました。
3つ目は私たち販売をする側がみんな本気だったということです。販売中にはみんな大きな声で呼び込みをしました。販売担当の班ではなかったのにもかかわらず販売を手伝ってくれた人もいました。
9月7日にtovoの缶バッチを販売してみて、隣にはおいしそうな大福やクッキーが置いてあり、お客さんは食べ物に目が行きチャリティグッズは売れにくいと感じました。ですが、チャリティの内容を知ってもらうと手に取ってくださる人がいてうれしかったです。「缶バッチ500円」とだけ聞くと買いたいという印象は持ちにくいけれど、東日本大震災で親を亡くした子どもたちに収益を寄付するということを伝えると買ってくださったのでその商品の背景を理解してもらうということは大切だと思いました。
今、東日本大震災という言葉を世間で聞くことが少なくなってきました。だからこそ、今私たちが活動して協力してくれる人がいて本当によかったと思いました。これからもtovo班として少しでもいい商品を開発して東日本大震災で親を亡くした子どもたちの役に立てるように頑張っていきたいと思いました。新商品ができて売る時が来ても今回の経験を生かして工夫して売っていきたいと思いました。
お客さんに買ってもらうためには、説明する前にまずは自分がその背景を理解していかないといけないと思うので、信頼してもらえるようにしていきたいです。
森俊樹先生をはじめ、起業創造類型の生徒さんたちには、継続的に貴重な機会を頂戴しておりますこと、大変感謝しております。また、支援してくださいました皆様にも心より御礼申し上げます。ありがとうございました。