【連載記事】虹の向こうに①〜今回は陸前高田から〜
岩手県の陸前高田市・鳴石地区に、いま、急ピッチで工事が進められている場所があります。東日本大震災・津波で、親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが育英会」が建設を進める「レインボーハウス」です。写真奥の、黒い屋根のような?壁のような?不思議な形の建物。昨年の12月初めに撮った写真なので、もっと工事が進んだでしょうね。
手前のコンテナのようなものは、あしながが、震災のあった2011年の夏の終わりに設置し、拠点にしてきたトレーラーハウス。1DKのちっちゃなスペースと、広くはない庭だけど、ここで子どもたちとの交流会などをたくさん開いてきました。行事がある日には、陸前高田をはじめ、大船渡や気仙沼など周辺の市町村から、遺児や保護者たちが来てくれるんです。
私は、「ファシリテーター」と呼ばれる、あしなが育英会のボランティアをしています。あしながの行事のときに、子どもたちと遊んだり、運営のお手伝いをしたりしています。レインボーハウスは、今年3月下旬以降に完成予定。トレーラーハウスと違って、子どもたちが思いっきり遊べるような空間もあるんですって。そう聞くと、どんなことでもできそうな気がしてきて、私も完成がとっても待ち遠しいのです。
〜Fuhito (あしなが育英会ファシリテーター)