tovoから初!あしなが育英会ファシリテーター誕生!震災・津波遺児の心に寄りそうボランティア ファシリテーター養成講座受講レポート
tovoの活動期間は10年。残り5年。
この5年が過ぎれば、当然ながら、
このプロジェクトは、すぐに皆の記憶からは忘れ去られていきます。
そんなことは別にどうだってイイことですが、
でも、消える前に、楽しく支援できる『人』を残したい。
ずっと僕が強く思い続けていたことを、
今、まだtovoが余力のあるうちに始めたいと思いました。
今年から、tovoでバックアップして、残りの5年で、年に1人ずつ、
合計5人のあしなが育英会ファシリテーターを誕生させたいと考えています。
あしなが育英会のファシリテーターとは、
震災や津波で親を亡くした子どもたちの心に寄り添うボランティアのことを指します。
具体的には、仙台、石巻、陸前高田の3か所にある、あしなが育英会レインボーハウスにて、
自由に遊び、おしゃべりする中で、ていねいに子どもの心に触れ、
子供たちが心の奥底で蓋をしてしまった思いを言葉や身体で表現することを
手助けするのがファシリテーターの役目です。
きっと、僕らのようなプロジェクトがやるようなことではありません。
ある程度資金を持った、企業や団体などが進んでやってくれたらイイなと思っています。
でも、誰もやらないんだったらトヴォでやろうと。
その為に、たゆまぬ工夫と努力を続けて、
チャリティグッズを販売して、なんとかその資金に充てようと考えています。
僕の声がけにいつも手伝ってくれている坂本小雪さんが一番に手を挙げてくれました。
tovoから生まれた初めてのあしなが育英会ファシリテーターです。
本当にありがたく感謝しております。
以下、2016年9月10〜11日の2日間にわたる陸前高田市での「ファシリテーター養成講座」を受講し、めでたくファシリテーターとなった坂本小雪さんの今の気持ちをレポートしてもらいました。上の写真はその時の様子です。
もし、このレポートを読んで、自分でもファシリテーターになりたいと思った方は、どうぞ、お気軽にご連絡ください。
(tovo代表:小山田和正)
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ファシリテーター養成講座受講レポート
被災地のために自分ができることはないかという思いでtovoのお手伝いを始めてからずっと、何かの機会に現地の子どもたちとふれあえたらなと考えていて、この度受講してきました。
ファシリテーターは震災遺児の子どもたちが抱える喪失感などを自分で受け入れられるようサポートする、カウンセラーでも先生でも医者でもない「子どもたちと何かを一緒にする人」。一緒に遊んで話を聞くことが子どもたちの為になるのなら、自分にできるこれ以上のことはないなと思いました。
講座中、陸前高田の現状を見て回ることもできて、子どもたちが体験したことの片鱗を目の当たりにして身の引き締まる思いでした。
これから少しずつ実践を積んで、肩書きだけではなくしっかり芯のあるファシリテーターを目指していきたいです。
(弘前市・坂本小雪)
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