「アマビエを届ける。」②〜弘前市「弦や」様
「アマビエを届ける。」の2回目は、tovoのほんの最初期から、ご家族で本当に長きにわたりtovoのご支援をしてくださっている弘前市のアジアン・エスニック弦やさんです。
弦や 坂本美弦 インタビュー
(インタビュー日:2020年5月8日(金)・インタビュア:小山田和正)
最近のお店はどうでしょうか?
美弦「2020年4月13日からテイクアウトだけにしてます。時間は昼は11:30から、夜は17:00からで、何時までというのは決めてなくて、商品が無くなり次第終了という感じで営業を続けています。」
テイクアウトのお客さんも結構多いですか?
美弦「そうですね。SNSの効果もあるし、弘前エール飯とかね。だから想像しているより良かったという印象です。
機会あればやってみたいと思っていたベトナムのサンドウィッチ”バインミー”なんかもはじめました。バインミーのノボリ旗なんかも準備して。バインミーは青森では珍しいと思います。米粉が入っているパンも特注で作ってもらって。」
正解とかはないですけど、どのくらいまでこのスタイルを続けるという目処は立てているんでしょうか?
美弦「日々様子を見ながらですね。ニュースをみて、新聞をみて。
この場所だと大学病院とかホテルの影響をまともに受けるんですが、どんどん厳しくなってきて、これは無理だなと思ったのが4月の最初。それに気がついてすぐにテイクアウトにスパッと移行しました。
ちょうど5月7日で青森県の休業要請が解除されて、同業の方から『そろそろ通常営業するの?』って聞かれたんだけど、『いや、そのつもりないし、今やっても人は入らない。』って言いました。
一応、今月いっぱいはテイクアウトでっていう予定でいます。テイクアウトに移行する前も、カウンターの席を減らしたり、いろいろ努力してきたんですよ。今、また戻るとしても、今後の営業の仕方って変わってきますよね。」
どうなるか将来が見通せない状態で、戻るきっかけって難しいですよね。
美弦「宴会という言葉は死語になっていくんじゃないかと思っています。ウイルスと共存するということを考えていかなきゃなと思いますね。ずっと続いていくと思う。」
なるほど。ウイルスと共存するって考えて、例えば、1年先を想像したりしますか?
美弦「世界が変わったと考えています。いろいろ考えていかなきゃと思っています。『そのうち戻るべ』って考えている人も多いと思うけど、そうはならない。変わってしまうと思います。
でも、どうしたって人間は食べなきゃいけないので、食べるということはなくならないけど、団体で人が集まるっていうのはカタチは変わっていくと思います。もし、あったとしても間隔を開けて、短時間で、少人数で、ということになるんでしょうけど、間隔を開けての宴会って、ちょっと想像つかないですよね。」
いろんなアイデアを考えつつ、今はテイクアウトでという感じですね。
美弦「とにかく、うちの子どももまだ小さいし、生活していく為にはいろいろ考えていかなきゃいけないですよね。」
このスタイルでずっと進んでいくのはお店が持たない印象ですか?
美弦「うーん。それも考えますね。けっこう昼なんかは以前のランチと同じくらいの売り上げになってるんですよね。うまくまわればいいと思うけどね。」
坂本さんってこういう厳しい時にこそ、新しいアイデアで、新しいことを始めるチャンスだって、ポジティブに考える方だという印象を僕は持っているんですが。
「そうですね。新しいことを始めようと考えています。今は物流が止まっているから、どうしようもないですけど、逆に時間ができてるので、いろいろ準備をしている最中です。あと、映画が好きなんで、今は毎日1本映画を見てますよ(笑)」
(終)
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